- お知らせ
- 2026.04.20
天心記念五浦美術館だより【4/26(日)~7/12(日) 関彰商事コレクション 斎藤清のパリ そして日本】
斎藤清(1907-1997)は独学で木版画を始め、戦後、占領軍関係者など外国人を中心に人気を博しました。1951年の第1回サンパウロ・ビエンナーレでは戦後日本人として初めての国際展受賞を果たします。これを皮切りに海外への招待出品や国内外での個展開催など活躍の場を広げ、日本の版画をリードする存在となりました。
国際的評価を得た1950年代以降、斎藤はアメリカ・フランスをはじめ諸外国を訪れます。数多くの訪問先のなかでも、1959年冬に訪れたパリでは、2か月間の滞在中、寒さもいとわず街へ出て精力的にスケッチを重ねました。画面には、荘厳な大聖堂や華やかなブティックに集う人々の姿が写生ならではの即興的で躍動感ある線で描きとめられ、パリに触発された画家の心の動きが伝わってくるようです。これらの素描はその画業を支えるにとどまらず、版画作品とは異なる魅力を鮮烈に放っています。また、外国人との交流や外遊を経た画業の後半では外国に取材した作品を発表するとともに国内にも目を向け、京都や鎌倉といった古都の美を数多くの版画に残しました。
本展では、関彰商事株式会社の貴重なコレクションから、これまで美術館で公開される機会がなかった斎藤清の素描を初めて展示します。パリ・京都・鎌倉を中心に描いた素描、そして代表的な木版画をあわせてご覧いただくことにより、国際的版画家・斎藤清を支えた素描の力にふれていただければ幸いです。







アクセス
電話予約
ご宿泊予約
MENU